木枯らし吹くなかで

12月に入っても例年より暖かい日が続きましたが、来週から冬本番の寒さになるとのことです。
万全の準備をしないと体調に影響が出てきますよ。
そんな中で、職を失い路上生活を余儀なくしている方々への炊き出しが、コロナの関係で温かい汁物が出せないとのことです。
大鍋でつくる豚汁などは、極寒の路上で横たえている人にとっては唯一身体や心を温める束の間の時です。
それが冷たい物の配給ではやりきれないと思います。 コロナはどこまで酷なのでしょうか。
そういった報道を耳にしたあとに、少子化対策のために自治体が婚活支援サービスをしている報道を聞きました。
正直、大変違和感を感じました。 自治体がAIシステムを使い婚活サービスを活性化するために国は20億の予算を使うとのことです。
同じ婚活サービスを提供する者ではありますが、今は生き死に関わることに20億を使ってほしいと切に思います。
確かに少子化は問題ですが、コロナで職を失っている若者が急増しています。
生活基盤ができないと婚活など遠いことです。
「今は違うでしょう」 心の中に木枯らしが吹きます。






