平行線はいつまで~

「相手が住む場所を一切譲らないために結婚の話が前に進まない」という嘆きのお声が届くことがあります。
本人の価値観・人生設計が強く影響していることがありますので単なるわがままとは思わず、状況整理と相手へのアプローチの仕方を考えていきましょう。
仕事やキャリア上、絶対に動けない
家族の病気や介護があるので実家の近くから動けない
今は社宅住まいなので金銭的にそこを動くと苦しくなる
自分の生活の基盤を失いたくない
知り合いやネットワークを失う不安がある
つまり、住む場所は「感情的なこだわり」ではなく「人生設計」と結びついていることが多いです。
特に熟年は老後の友達関係が大切です。 知らない土地で新たに友達ができるか不安というお声がよくあります。
片方は「住む場所が大事」片方は「結婚生活の基盤や安心感が大事」 どちらの言い分も正当です。
ただ問題は、価値観がぶつかった時に話し合いが成立するかです。
「話し合い可能な相手か」の見極めが重要になってきます。
「話を聞かない人」は、一方的で相手の不安や価値観を理解しようとしなく、合意形成に向けて動こうとしません。
こういう人とは話し合いが成立しませんので、時間をかけても難しいかもしれません。
どんなに美人でも、条件的に良い男性でも結婚生活の土台が作れない相手かもしれませんね。
話し合いの可能性を見極めるには、互いの目的を理解する条件交渉をする。
代替案を複数提示して、いつまでに互いに答えを出すかの期限を決める。
責めずに、純粋に理解するスタンスで相手に伝えましょう。
それでも、「あなたが譲ればいいじゃん」「なんでそんなに頑固なの?」「結婚したいなら承諾してよ」 こういう言い方で詰め寄ってくるような人であれば、結婚しても穏やかな結婚生活は送れないかもしれませんね。






