夜空を仰いで。
10月末のことです。「十三夜のお月様」の隣でキラキラ大きく輝く「金星」を皆さんご覧になりましたか？
私は偶然に夜空を見上げたときに目にして、思わずその輝きに引き込まれ、いっぱい願い事をしてしまいました。
「星に願いを」という言葉をいままでさんざん耳にして、月並みなだな～と思っていましたがこの時の私は違っていました。
いつもの帰り道はとてつも長く感じるほど足取りは重く、うつむき加減で歩く姿勢はさらに深く、心は苦慮で押し潰されそうでした。
ふと、気が付くと、なんとなくいつもより地面が明るい。 その時です、上を向いたら「金星」が煌々と光っていました。
えもしれないエネルギーを弱った私に注いでくれているような、そんな錯覚の中で、「下を向いていてはいけない！」、「頭を上げよう！」
沸々と力が湧いてきました。
昔聞いた「上を向いて歩こうよ～」 という歌詞が、これほど浸みるとは。 大流行になったのはうなずけます。
家に着いた頃には身体は随分軽くなり、明日も頑張るか..そんな気持ちの変化に我ながら単純と苦笑してしまいました。
気持ちの転換を図るものは何でも良いですが、たまには頭をもたげ、夜空の星を見上げるのも良いですよ。
