金木犀。
キンモクセイの甘い香りがあちらこちから漂ってくる季節となりました。
せつなく感じる時もあれば、癒される時もある。 香りがきつすぎて邪魔に思うときもある。
我が家の庭にも、そんなに花はついていないキンモクセイがあります。(手入れ不足かな?)
ほのかな香りしか漂ってきませんが私には丁度良い加減です。
強い匂いには辟易してしまいますが、男女ともほのかな香りを放っている人がいます。
美形でなくても、そんな人には惹かれますね。
でも金木犀のコロンは嫌だな。 あくまでも外を歩けばどこからともなく秋を想わせる、甘くはかなげな香りが好きです。
人もそうですね。 はかなげな人は魅力的です。
人生経験を積み重ね、その中で悲しいこと、辛い事、思い通りにならない事を数々経験し乗り越えてきた人が見せる、一瞬のはかなげな横顔はとてつもなく美しい。
年齢や男女問わず、そういう人に出会った時はしばらく心から離れません。
キンモクセイの香りは、3~7日間ほどで、ほんとうに短い。
いつの間にか消えてしまって寂しさの余韻だけ残す。
はかなげな人と同じです。