妥協なき結婚
ある女性会員がプロポーズを受けるかどうか悩んでいるときに、お父様から投げかけられた言葉にハッとしたとのことです。
「もし〇〇君が今持っている全てを失ったとき、彼を支え、決して逃げないと覚悟ができるなら迷うことはないだろう」
結婚の条件は人それぞれですが、年収や地位などに目がくらみがちな人は要注意です。
このご時世です。 経営破綻、業績不振。 病気などで、いつなんどき離職が降りかかるか。
先の確固たる安定などあろうはずが無いのです。
でも、「たぶん大丈夫」と、あてにならないことに蓋をして、欲のほうに走れば後悔すること間違い無いです。
自分が決めた事と諦めがつくかたはまだ良いのですが、「私の人生ガタガタ」と、恨みに苛まれると始末が悪いです。
自分の選択を呪っても仕方ないのです。 誰も助けてくれません。
結婚の条件がそぐわなくても折り合いをつける。
これはあとあと尾を引きませんが、「妥協する」は尾を引きます。
この違いは何でしょう?
折り合いをつけるは、十分相手と話し合い、それでも、自分が譲歩しないといけないことがあった場合、
相手は、その決断に心を寄せ、有難く思うを気持ちを態度に示している。
それをきちんと感じたから折り合いがつけられる。
覚悟は自分への責任です。 何かあっても自分や周囲を責めはしません。
妥協は十分な話し合いもなく、「選択の余地もないようなので」と目をつぶる。
こういった場合はえてして他の条件は良いからと周囲も勧めてきます。
覚悟が無いまま進めていくことは、事が起きたら砂の器のように崩れていきます。
周囲を責め、自分を悲劇の主人公に仕立て上げます。
「結婚は妥協」と嘯く人もいますが、私は決してそうは思いません。
皆さんには妥協なき結婚をしていただきたいものです。