ほんのつぶやき
昨年、我が家の庭に形も大きさも絶妙に良いバラの花が咲いたので、今年もということで、それは神経を使い大事に育てていたのですが、
肥料のやりすぎか、巨大な花びらをつけて咲いてしまいました。
道行く人が「立派なこと~」と褒めてくれますが、内心ちっとも嬉しくありません。
色合いも形も期待していたものとは程遠く、ガッカリしては毎日庭を眺めています。
でも、これはエゴですよね~
バラは必要以上の栄養もいらなかったし、そんなに神経も使ってほしくなかった。
自然にまかせて放っておいてほしかった。 そうしたら、もっと素敵な花を咲かせたのに…
「大輪になってしまった以上は、それも認めて愛でよ」というような声が聞こえてくるようです。
人間の子育ても一緒かな?
親もじいちゃん、ばあちゃんも、その誕生から将来を期待しつつ成長を見守っていますが、
大半は成長の段階で期待は裏切られていくものです。
でも、その間、はかない夢を抱かせてもらったので、それはそれで良かったと、納得しています。
存在自体が幸せなのだからと。
でも、中には諦めきれない親もいるので、そういった環境に置かれながら育ったらしんどいですね。
大人になっても心が自由に開放されていないかたがいます。
期待に応えていこうと頑張り続けているかたがいます。
生育歴が人間形成に影響を与えることもあるので、ある時期から、
親も子供も、もっと自由に、認め合いながら過ごせたら良いですね。