距離感について
大人になるとコミュニケーションの取り方が無難になってきます。
お互いの距離感を一定に保ち、あまり縮めようとしないことが日常化しているのではないでしょうか?
世間話程度のその場限りのコミュニケーションです。
しかし結婚相手を探すなら、それではいけません。
距離を縮めてこそ互いのことが分かってきます。
あるカップルです。
男性は交際が順調だということで、次のステージに進もうと思っていましたが、女性のほうは「いつも雑談のみとなってしまい、とりわけ過去の話が多いので、もう少し現実の将来のお話しが聞きたいと思っています。」と現状についてはやや不満気味でした。
あるカップルです。
女性のほうはそろそろ敬語をやめて、苗字でなく下の名前で呼んでほしいと思ってますが、男性のほうにその兆しがない。
温度差があるかもと心配されていました。
これについて全く男性は気づいていなく、自分の前向きな気持ちは伝わっていると思い込んでおられたようです。
楽しくデートができていれば距離間は縮まっていくものと思っていたとのことですが、これではお友達です。
すくなくとも結婚相手として考えていきたい人であれば距離感を近づけていく工夫をすべし。
何もしないでは関係は深まっていきません。
まず自身のことをオープンにして、お相手を想う気持ちが伝わるよう、言葉や態度に出していかねば。
失敗を恐れるあまり、躊躇していてはいけません。
結婚観、親兄弟(姉妹)との関わりについて、経済的なことなど、結婚相手として判断できる材料を提供し、お相手の考えも引き出していく。
趣味嗜好については早い段階で会話に出ているので、結婚を決める軸となるものを互いに認識する。
結婚相手として問題がなければ、ぐっと関係性が近づいてきます。 それがお見合い出会いなのです。
しかし、あまり高いものを求めないように。
人は他人については高いものを求めてしまいがちです。
自分なら適当な言い訳をつけてやってしまう良くないことも、人がすると責めてしまうこともあります。
大きく感性が違う、生理的に受けつけられないようなら早めに終わりにしたほうが良いですが、着地点は広く大きくして折り合いをつけていって下さいませ。