固定観念
テレビで最近話題になっているのが、一生独身で通したいと希望している男女の増加です。
以前からも少子化を懸念して独身者の問題は取り上げられていましたが、
「良い人との出会いがあれば、経済的に安定したら、仕事が落ち着いたら」と、いずれは結婚したいという声も多くあると聞いていました。
それが今は様子が違っているようです。
恋愛や交際自体が面倒で一人の時間を優先したい。
異性と関わるよりも気の合う同性との遊びのほうが楽しい。
お金は自分の趣味に費やしたい。交際相手や結婚後の家族のために使いたくない。
結婚している知人から良い話を聞いたことがないので、メリットを感じない。
少子化、 少子化と国のために「子供を産め」と強制されているようで嫌だ。
等々、結婚のお世話をしている身にとっては由々しい内容ばかりです。
国家運営の歪でしょうか?
子育て世代に優しくない国民性がこの日本にあるのでしょうか?
家族を持つことが幸せにつながると結婚を希望するかたも多くいらっしゃるし、
事実その方々の幸せ実現のために日々お世話をしていますので、
傾向的なこととして捉えはしますが、絶対数はまだ少ないだろうと思っています。
しかし以前とは違う風潮はじわじわと感じてはいます。
結婚したらこうあるべきという固定観念を払い一度考えてみてはどうでしょうか?
少子化が国内総生産減少につながる。 年金制度を支える若い世代の減少で支給が危うくなる。
それが少子化対策に繋がるのなら?
定年制をなくし、働く意欲のある人は働き続ける。
生産性向上は国民一体の総力で。年金制度も考え直す。
そういった総合的なことを考え論じられるなら良いが、今の固定観念の縛りで物申されることに抵抗感があるという声は理解できます。
結婚という形態でなく、パートナーして関わっていく人も多くなることでしょう。
結婚は「したいと思う時」にするべきもので、出産年齢に限界があると追い立てられするものでない。
子供がいても通い婚でも良い。
10年、20年先には結婚形態が大分違っているような予感があります。
その変遷過程を見誤らないよう、時代に即した御世話をしていかねばと肝に銘じております。