立ち位置を守る
「女性は無益な争いを避けようとする。
そのために、お互いの居場所や個性を先に知らせておくのではないだろうか。
互い傷つけあわないように、見えない秩序を作る。
暗黙のうちにルールを形成する。
「ここはあなたの領域、敬意を払ってここから先には入りません」。
「その代わり私の自由もおびやかさないで」とやんわり宣下し、自分の立ち位置を守る。
私はこの文章を目にしたとき、かなり納得しましたが、皆さんはどうでしょうか?
ご意見様々だと思います。
私はどんなに親しくなっても(異性でも同性でも)、ずかずか自分の領域に入ってこられることを嫌います。
冷たいと思われるかもしれないと、若い時はずいぶん我慢をしてましが、もう年齢も年齢ですので、はっきり告げられる人にはきちんと伝え、そうでない人には距離を置きます。
夫婦、親、兄弟姉妹、親友関係でも「自分の立ち位置」をまず明確にして、
そこからできること、できないこと、折り合いをつけることなどの話合いをしていけば、
物事が複雑化しないで、無用な争いは避けられるのでないかと考えています。
無理をして、背伸びをして、関係を構築しようと思っても、どこかでつまずき苦しい状況になってきます。
心にバリアーを作る人はそれなりの(本人も判然としない?)理由がある。
それをこじ開け理解しようとすることは、その人に心的負担をかけるだけだと思います。
もし、近しい人がそのタイプなら、そっとその領域を認め、
あなたはあなたで、自分の領域を作り、相手を安心させてあげれば良いのだと思います。
そういったことができないタイプなら、何でもオープンにし合える人と親しくしていけば良いだけのことです。
いろいろな関係性がある。
否定も無理な肯定もしない。
自然体で受け入れていけば良いのではないでしょうか…