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Marriage Support Diary

苦い経験


皆さん今度の選挙は行かれますか?
誰がやっても世の中変わらない。 なにがなんだか分からない。 政治不信だ。
いろいろ思いはありますね。しかし私は誰がやっても同じだとは思いません。
今から20年位前の〇〇内閣の時です。 バブル崩壊後の財政を立て直すために大幅の緊縮財政を打ち出し、銀行の貸渋りがあちこちで起きました。
婚家は3代続く繊維業でして、そのような状況の中でもそれなりに堅実になんとかやっていたのですが、取引先の企業が不渡りを出し、その煽りをもろに受けてしまったのです。 悲しいかな小さい会社は現金商売などする力がなく、危険を承知で手形決済を止む無しとします。当然、あてにしたものが入ってこない訳ですから、その日から資金繰りが大困難。しかし銀行は貸し渋りです。 長年懇意にしていた銀行の担当が気の毒がってなんとか話を聞いてくれそうになったとき、上からの圧力でその担当は移動されてしまいました。銀行も政府の圧力に抗うことは絶対にできなかったのです。 相当な締め付けだったようです。これにより中小零細企業の倒産が相次ぎ大変な社会現象になりました。
予想を超える事態に1年後に緩和されましたが、ちょうどその時に遭遇した我々は悲惨でした。政府の匙加減で死ぬも生きるも決まるのです。 身をもって知りました。 政府、官僚の決めることの雑さを。
あとで知りましたが、国からの指令系統がずさんで銀行員の末端まできちんと理解しているとはいいがたく、闇雲の貸し渋りに走ったことを。
恨んでも恨みきれない。 どこにも矛先をもっていかれません。 だからゆえに、たった一人の判断でどうにでもなされるということを伝えたいのです。 何が正しいかは分かりません。経済評論家はピンキリです。 だたもっと決め細やかな判断で状況を鑑み方針を出してほしい。 
十把ひとからげでは、死ななくても良い人まで死んでしまうのです。
年金問題しかり。待機児童問題しかり。 
「日本死ね」といった人は、我が身に降りかかるまでは自国のことをこのように言い捨てるとは思っていなかったでしょう。 
少子化危機と声高々に言う前に、保育園の実態をもっともっと取り上げてこなかったつけです。
それをまた「保育園から大学まで無償化」ですか? また雑な「十把ひとからげが始まった」と思いました。
社会生活に適応しない、生まれながらに障害がもっている子供達。 その子供達が社会参加でき納税者になれるように幼児教育から支援していく。 学習意欲がないのでなく、ついていけない。 そういう人達でもきっと別の能力は有るはず。
それを見つけ出し、それにあった学習、職業訓練場所をつくる。
早く社会に出たい人もいるはず。 その器となる専門性の有る学校も多く作る。学歴重視して使えない大卒の社員を抱えるより企業も良いはず。ようは行きたくもない大学にただなんとなく行って、遊びほうけても卒業してしまうような人にまで血税を使ってほしくないということです。 無償化には反対しません。 だだそれには決め細かく教育制度まで変革してほしいという願いがあります。
もちろんそれには大人の意識改革も必要です。 それを引っ張っていくのが政治家なのではないでしょうか?
苦い経験はしないほうに越したことはありませんが、いつなんどき身に降りかかるか分かりません。
これから結婚して家族を持つ皆さん達がセーフティネットがしっかり敷かれている世の中で過ごしていけるよう切に願っています。