短期は損気。
ここのところの雨、風で桜満開も終焉を迎えています。
ほんの一時の素晴らしさに目を奪われ、散りゆく花びらに儚さを感じる。
人間も同じか… ふと溜息が出ます。
理不尽なこと、一方的な言い分、そんな言いたい放題のことよく言えるな!と頭に来ることありませんか?
それゃありますよね。 そんな時どのように納めていらっしゃいますか?
納めるどころか倍返ししてやる! これゃ騒動ですね。
そんな血気も根性もない場合はぐっとこらえて。 でもある日突然大爆発!!
「いやいやそんなメンドクサイことしないよ。 右から左。 聞き流すさ」 まあ~ 仙人みたい。 羨ましいけど凡人だから無理。
世の中言いもん勝ち。 でも因果応報。そのうち天罰が来るぞと心の中に藁人形を入れ釘を打ち込む。 くわばらくわばら。
すぐ怒る人はそれだけエネルギシュということですが、潜在的心の負担は相当あるようで短命になる恐れあり。
ま~ね~ 長生きするなら戦わないことかな。 悔しいと思わないことかな~
人と人との関わり合いの中では避けて通れない、多種多様な「相違」の遭遇。
それが近しい関係によく起こることは当然であり、まさに恋人、夫婦間のトラブルは悩ましい限りです。
どれだけ折り合いをつけていけるかの力量で関係は維持していけるもの。しかしこれがなかなか難しい。
「短期は損気だよ」 と会員様によく言います。
少しは様子を見る。 相手の様子だけなく、「自分の心の様子を見る」 これができない人が最近多くなりました。
カーと頭に来て、「もういい!終了」 その前に十分話し合いが有ったのかい?と問いたいところですが、概ねそういう人は一方的な解釈で心のシャッターを下ろしてしまいます。特にメールのやり取りは誤解からの揉め事がよくあります。
書き手の粗相は読み手の粗相でもありますので一時の感情で相手にぶつかっていては損をするだけです。
ラインのやり取りが普通になった分、面と向かってややこしい話をするのが苦手。そんなふうに人はだんだんなっていくのでしょうか?
齢60歳も過ぎますと頭も心もだいぶ鈍感になってくるのか、怒りというものがあまり湧かなくなりますし、すぐに忘れてしまいます。
皆さんもずっと向こうの将来では、だいたいのことは許せる自分になっているはずですから、少し気長にまいりましょう。