ガッカリは相手もガッカリ
先日電車内である青年同士の会話を耳にし、思わず吹きだしそうになりました。
一人の青年はきちんと正確な言葉使いでしゃべりたいタイプ。
もう一人の青年は感覚で思いつくままの言葉を発するタイプです。
いいかげん君が「テストの首切り点は何点だっけ?」と発し
正確君は「それは足きり点と言うの!」と切り替えしていました。
仲の良い友人同士か、いつもこんなあんばいで会話を進めているのだと思いましたが、普通はこうはいかないでしょう。
自分の間違いを棚に上げ、「いつもいつもうるさいな。
だいたいの感じで分かるでしょう。上げ足とるなっ!」とうんざりするだろうし、正確派にとっては、「当然の指摘」と思っているでしょうね。
先日のお見合の席でもこれに似たことがありました。
かなりおおらかの女性と、優秀だけど、何かの拍子に神経質になる男性とのお見合でした。
かなり打ち解けてお話が弾み冗談で笑いも出る良い感じで進んだのですが
彼女が少しふざけておかしな言葉使いをしたところ、彼のスイッチが入り
「その言いましはおかしい」と真顔でたしなめたそうです。
それで一気に雰囲気が悪くなったとのことです。
「君はユニークだね! おもしろいよ」とはいかなかった訳ですが、そういうことに
譲れない人もいるのです。
ただ初対面の人ですから、まずはその場は流すことをしていただきたかったです。
相手の話す内容にことごとく否定的な言葉を返す人もいます。
値踏みや、荒さがしをする場ではありません。
相手の良い所をまず見つけよう。 共通点を一つでも探そう。
せっかくセッティングされた日ですので、前向きに臨んでいただくことが良縁に繋がっていきます。
ガッカリは相手もガッカリなのです。 貴重な時間を無駄にしないようお願いしたいものです。