ものは言いよう
ある女性会員からの報告です。
現在、Aさん、Bさんと交際していますが、Bさんと真剣交際に進めていくことにします。
決めては…. ずばり「人柄」ですね。
Bさんと初めて食事にいった時のことです。
お店の雰囲気は良かったのですが、食事は美味しくありませんでした。
でも折角のデートですから、おくびにも味についてのコメントはしませんでした。
そしたら彼は「未体験の面白い味だな~ 癖になるかも!」と、いたずらっぽく笑いました。とてもチャーミングでした。
そしてお店を出てから「お口直しに甘いものでも食べていく?」と誘ってくれ、嬉しかったです。
ここで別れたら、残念なデートになってしまうという気遣いがあったのだと思います。
Aさんだと、ずばり「まず!」と言います。
正直だけど、グルメ評論家のような辛辣なもの言いをするところがあり、それを長々聞いていると気持ちが段々萎えていき、本当に砂を噛むような感じになっていくことを何度か経験しました。
こんな料理にお金を払うのは納得いかない。不満な顔を残したまま、そこでバイバイされたこともあります。
Aさんはいわゆるハイスペック男性ですので捨てがたいと、他に良い面も見つけて交際継続していましたが、結婚後のことを考えたら、Bさんのような気遣いを感じる言葉は少ないだろうと思います。
失敗した料理を出してもBさんならウイットな言葉で和ましてくれると思います。
「私はそういう人と一緒にいたい。だからBさんを選びます!」 という決意表明が記されていました。
ものは言いようですが、付け焼き刃では出てきません。
彼女が言うように、気遣いができているからこそ、とっさのことでも、言葉を変えて伝えることができるのだと思います。
お断り文句で「感性が合わない」というのが多いです。
かなり漠然としていますが、言葉選びが不適切なことや、表現の仕方のまずさで、一瞬のうちに「この人は私には合わない」と思われることが、「感性に合わない」ということになってしまう。これは男女ともです。
余談ですが、なんの関心も示さず、もくもくと出された物を食べる旦那さんの多いこと。
新婚時はそれなりにあった褒め言葉も、年数を重ねるごとに無くなってくる。
味付けが薄いと、黙って醬油を料理の上にバーとかける。
かなり奥さんは傷つくものです。
いちいち目くじらを立てていては喧嘩が絶えないので我慢はするけど、つもり積もればある日爆発します。
それだけ食べ物にまつわることは大事なのです。
その辺はよく覚えておいてくださいね。